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平成に甦る「東海道五十三次」
 録画してあった昨週の新日曜美術館の「よみがえる昭和の広重〜東海道五拾三次復刻物語〜」をみて、興味がわき、銀座のポーラミュージアムまで出掛けました。このミュージアムでは『平成版 歌川広重「東海道五十三次」復刻完成記念展』が開催されています。
 有名な歌川広重の「東海道五十三次」を版画家山儀八郎(おくやま・ぎはちろう)が、昭和に復刻させました。その版木55枚が近年見つかりました。しかし、それは一部劣化していて、その版木を儀八郎さんの息子でやはり版画家の版画家の奥山義人(おくやま・ぎじん)さんが監修して現代の職人たちが復刻させました。その「東海道五十三次」が、このミュージアムで展示されている平成版です。

 印象派の画家に多大な影響を与えた浮世絵。それは、絵師、摺師、彫師がそれぞれの仕事を担い、その技を凝らし、版画がつくられる、言わば共同作業です。一般的には北斎、歌麿、写楽といった絵師のみが注目されていますが、その作品は彫師、摺師の技があって初めて素晴らしい作品が生み出されるわけです。
 
 私は浮世絵の技は、現在ではほとんど存在していないと思いこんでいました。でも、そうではないんですね。東京伝統木版画工芸協同組合という組織で、伝統芸の技術は引き継がれているんですね。ただ、この浮世絵の技術も、高齢化、後継者不足に直面しています。
 日本が誇る浮世絵の技量の高さを再認識しました。また、その技の継承がとても心配にもなった展示でした。
(ポーラミュージアムでは14日までの展示です)

| 日本美術 | 22:38 | comments(2) | trackbacks(1) |
コメント
日本で最古の印刷技術である木版画は、今日では日常と
は遠い美術品の分野でわずかに生き残るばかりに
なっています。
このことは、ただ単に伝統技術(及び技術者)を失うばかり
でなく、それに伴う材料、道具等の提供者の技術や生活
をおびやかすことを意味します。
私たちはこの深刻な現状を正面から受けとめ、日本を代
表する文化財である伝統木版画の保存、継承、啓蒙発展
をはかり、伝統技術の再興と人材育成に力を注ぎたいと
思います。
さらには、広く海外諸国との文化交流を深め、国際協力に
寄与することをめざしていきます。
| kubota | 2007/05/22 12:20 PM |
伝統木版画の継承・普及を目指して、立ち上げた「NPO法人」です。設立以来、独創的企画展を催し好評を得ています。更なる発展を目指して活動を続ける為に、より一層多くのかたに伝統木版画への関心を深めて頂けると力強うのですが・・・
| NPO法人伝統木版画ルネサンス | 2007/05/22 12:35 PM |
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版画家版画家(はんがか printmaker)とは版画を媒介にして表現する人。木版画・版画#凹版画|銅版画・石版画(リトグラフ)などで作品を作る。版画専門の美術家は少なく、主に洋画・イラストレーションなどと兼業することが多い。著名な版画家の棟方志功は自らの作品を
| 美術のきざはし | 2007/09/29 3:59 PM |